2018年8月24日(金)より10月1日(月)まで兵庫・宝塚大劇場にて、10月19日(金)より11月18日(日)まで東京宝塚劇場にて、宝塚歌劇月組によるミュージカル『エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―』が上演されました。
月組トップ娘役の愛希れいかさんは、このエリザベートを最後に退団し、タカラジェンヌ人生に区切りをつけました。
2009年4月に初舞台を踏み、男役から11年に娘役に転向した異色の経歴の持ち主です。
2012年4月に月組トップ娘役に就任し、娘役トップとしての在任歴は退団時で6年7ヶ月で、花總まりさん(12年3ヶ月)、遥くららさん(7年2ヶ月)に次ぐ歴代3番目の最長記録です。
容姿端麗であることはもちろんですが、娘役随一のダンスと歌唱力は多くのファンを魅了しました。
ヅカコさん
ムラヅカくん
こちらの記事では元月組トップ娘役、愛希れいかさんの本名や年齢、出身校などをご紹介します!
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愛希れいかさんのプロフィール
愛希れいかさんは、福井県坂井市出身の元月組トップ娘役です。
2018年11月18日を最後に宝塚歌劇団を退団されています。
まずは愛希れいかさんのプロフィールを簡単にご紹介いたします。
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名前 | 愛希れいか(まなきれいか) |
宝塚音楽学校入学 | 2007年 |
宝塚歌劇入団 | 2009年 |
入団期 | 95期生 |
入団時席次 | 14/45人中 |
初舞台 | 宙組公演『薔薇に降る雨』『Amour それは…』 |
出身地 | 福井県坂井市 |
出身校 | 坂井市立坂井中学校 |
身長 | 167㎝ |
生年月日 | 1991年8月21日 |
血液型 | A型 |
芸名の由来 | 「宝塚を愛する気持ちと常に希望を忘れない」という思いから「愛希」と命名 |
愛称 | ちゃぴ |
本名 | 朝日優貴(あさひゆうき) |
その他 | 2011年に男役から娘役に転向 |
愛希れいかさんの特徴
愛希れいかさんは、宝塚音楽学校1年目の予科生時代は娘役として授業を受けていましたが、身長が伸びたこともあり2年目の本科生になる直前に男役に転向しました。
その後、周囲からの勧めもあり、2011年入団3年目で再び娘役に転向して、2012年に蒼乃夕妃さんの後任として、月組トップ娘役まで上り詰めた異色の経歴の持ち主です。
芸名の「愛希れいか」は「宝塚を愛する気持ちと常に希望を忘れない」という誓いの気持ちから、自分でつけたそうですが、元星組トップスターの柚希礼音さんから一文字をもらったという説もあります。
また真偽は不明ですが、愛称の「ちゃぴ」は本名である朝日優貴(あさひゆうき)に由来して、「あさひ→あちゃぴ→ちゃぴ」という風に変化したそうです。
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愛希れいかさんと宝塚歌劇団
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愛希れいかさんは、3歳からクラシックバレエを習い始め、小さい頃からダンスや歌唱力に長けていたそうです。
小学3年生の時に、宙組の全国ツアー『エクスカリバー/シトラスの風』を観劇して、宝塚の魅了されます。
学生時代は、バレエと両立できる放送部に所属し、中学卒業時に宝塚音楽学校を受験して見事に一発合格を果てしています。
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娘役転向の理由は?
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愛希れいかさんの身長は167㎝です。
女性としては高身長と言えますが、宝塚の男役として十分に活躍するためには少し物足りなさを感じるのは正直な所です。
愛希れいかさんご自身も身長のことで悩んだことでしょう。
男役だった愛希れいかさんに娘役転向を言葉で明確に勧めたのは、後にトップコンビを組むことになる龍真咲さんでした。
その娘役転向の打診の声を「神の声だった」と回想しています。
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愛希れいかさんの主な出演舞台
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愛希れいかさんがこれまでに出演された主な舞台をまとめました。
初舞台公演
- 宙組『薔薇に降る雨/Amour それは…』
月組男役時代
- 『ラスト プレイ-祈りのように-/Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』
- 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』ルイ・シャルル、新人公演:ベン(本役:煌月爽矢)
- 『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-/Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』ヴィオルカ
- 『Dancing Heroes!(ダンシング ヒーローズ)』(バウホール)
- 『バラの国の王子/ONE-私が愛したものは…-』新人公演:ハチドリ(本役:珠城りょう)
月組娘役時代
- 『アルジェの男/Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』フランソワーズ、新人公演:サビーヌ(本役:蒼乃夕妃) *新人公演初ヒロイン
- 『アリスの恋人-Alice in Underground Wonderland-』(バウホール・日本青年館)アリス *バウ初ヒロイン
- 『エドワード8世-王冠を賭けた恋-/Misty Station-霧の終着駅-』アデール・アステア、新人公演:ウォリス・シンプソン(本役:蒼乃夕妃) *新人公演ヒロイン
月組トップ娘役時代
- 『ロミオとジュリエット』ジュリエット *大劇場トップお披露目公演
- 『愛するには短すぎる/Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』(全国ツアー)バーバラ・オブライエン
- 『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』ロザリー
- 『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場)サリー・スミス
- 『ルパン-ARSÈNE LUPIN-/Fantastic Energy!』カーラ・ド・レルヌ[7]
- 『JIN-仁-/Fantastic Energy!』(全国ツアー)橘咲、結命[8]
- 『風と共に去りぬ』(梅田芸術劇場)メラニー・ハミルトン *初エトワール
- 『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』レイラ『TAKARAZUKA 花詩集100!!』花のエトワール、マーガレット、蘭の女王、トップスター女、レディ、銀の花の女
- 『宝塚をどり/明日への指針-センチュリー号の航海日誌-/TAKARAZUKA 花詩集100!!』(博多座)レイラ
- 『PUCK(パック)/CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』ハーミア
- 『風と共に去りぬ』(中日劇場)メラニー・ハミルトン *エトワール
- 『1789-バスティーユの恋人たち-』マリー・アントワネット、新人公演:兵士
- ミュージック・パフォーマンス『Wonder of Love』(宝塚ホテル、第一ホテル東京)
- 『舞音-MANON-/GOLDEN JAZZ』マノン
- 『激情-ホセとカルメン-/Apasionado!!Ⅲ』(全国ツアー)カルメン
- 『NOBUNAGA<信長>-下天の夢-/Forever LOVE!!』帰蝶
- 『アーサー王伝説』(文京シビックホール・シアタードラマシティ)グウィネビア
- 『グランドホテル/カルーセル輪舞曲(ロンド)』エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ
- 『長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞曲(ロンド)』(博多座)おしま、芸者
- 『All for One~ダルタニアンと太陽王~』ルイ14世
- 『鳳凰伝-カラフとトゥーランドット-/CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー)トゥーランドット
- 『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-/BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』高崎美波
- 『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』(バウホール)ジャンヌ・ダルク *単独主演公演
- 『エリザベート-愛と死の輪舞-』エリザベート *退団公演
宝塚歌劇団退団後
- 『エリザベート』(帝国劇場)エリザベート ※予定
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まとめ
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元月組トップ娘役、愛希れいかさんをご紹介しました。
愛希れいかさんは、美貌と実力を兼ね備えた近年では最も人気が高いトップ娘役でした。
6年7ヶ月の間、月組の娘役トップとして君臨できたことがその何よりの証拠と言えます。
退団後の動向が注目されましたが、アミューズに所属することになり、2019年6月7日(金)から8月26日(月)まで東宝演劇のミュージカル『エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―』にエリザベート役で出演されることが発表され、今後のさらなる活躍が楽しみです。
ヅカコさん
ムラヅカくん